Mar 5, 2017

地域で開催している絵本の会で「Zagazoo」というタイトルの絵本を紹介したところ、

Zagazoo
Zagazoo
posted with amazlet at 17.03.02
Quentin Blake
Red Fox (2000-11-28)
売り上げランキング: 20,900

「Zagazooってどういう意味ですか?」
という質問が出て、
 「これは造語、coined wordじゃないかなー、意味を取ろうとしなくてよくて、
音的に”Z”ってあまりいい響きじゃないから、
「なんか変な感じを表現したいのかな」と「感じる」のでいいですよ。」

という話をしたんですが、これ、「語感」ってことなわけで・・・。
辞書みたいに明確に言葉で意味を説明できるわけじゃないけれど、
なんとなく感覚的にわか。
日常で日本語を使うときには、みんな自然にやっている。

でも、なぜかこれが英語教育では抜け落ちているというか、
まったく重視されていないというか。
あまりにも左脳的に英語を捉えている指導者が多いことが原因でしょうか。

と、Z の話から語感のことを考えていたら、
ほら!ありましたよ、Z で始まる単語で、虫酸が走る感じ?を表現しているスピーチが。

1:50 のあたりででてきます、Zで始まる単語。
Mermiteという、イギリス文化圏の国かな?でよく食べられているスプレッドですが、これ、かなり微妙〜な食べ物です。ビタミンが取れるらしいですが。
その微ミョーさかげんを、Zesty、ってZで始まる単語で表現しています。

(ブログ読者の方から、Mermiteってイモトワールドツアーにも出てましたよ!と、サイトを教えていただきました。
やっぱり、日本人には見た目も味もキビシイ・・・。)

こんな感じで、
いちいち単語の意味など気にせずに、
わかる部分が少しでもあればいいや〜とのんびり構えて、
多量の英語に触れるようにしていると、
「音」から言葉を感じることができる、だいたいの意味がとれる、
つまり「語感」が育つってわけです。
ここでね、辞書で意味を引いてしまったら、日本語の意味と直結させてしまうが故に、語感が育たないようです。